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高度経済成長(high economic growth)
1960年頃から1973年の第1次オイルショックまでの経済成長率10%内外で推移した日本の経済発展のことを言う。池田内閣による所得倍増計画の発表(1960年)を契機に経済大国への道を歩み始めた。昭和30年代は重化学工業をはじめとする民間の設備投資に支えられた。昭和40年代は日本製品の旺盛な海外輸出が主導し、国民総生産(GNP)が世界第2位となった。一方で、公害病、過疎・過密の地域格差の問題など、高度成長のもたらした歪みが表面化した。昭和48年(1973年)の第1次オイルショックを契機に、日本の経済成長率は10%成長から5%台へ低下し、高度経済成長は終焉を迎えた。
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