木は、圧縮力と引張力の両方の強度があるために圧縮引張りに抵抗する。 σt が、引張り強度を超えるような荷重Pが加わると梁は折れる。 荷重Pとσt の間には、次の関係がある。
石では、小さな引張り力σt にしか抵抗できないために、小さな荷重しか支えられない。引張り強度を0とし、耐えられる引張り力σt を0すれば、下式よりP=0となり、荷重を支えることはできない。実際には、圧縮の1/100程度の引張り力があるために荷重支持能力はある。この荷重を超えると梁は折れる。
鉄筋コンクリートは、人造石であるコンクリートの引張り側に引張りにつよいスチール(鉄筋:丸棒)を入れることによって、石でありながら長い梁を実現することができるようになりました。