勤務地 : 中国 - 鳥取県
公開開始日 : 2024年07月26日
D124072199
研究分野 : ライフサイエンス - 指定なし
助教相当 : 正職員・正社員 - 任期なし - テニュアトラック以外 - 試用期間あり
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
1. 農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センターは、遺伝資源多様性研究部門、遺伝資源評価保存研究部門、有用きのこ生産研究部門、新機能開発研究部門、物質活用研究部門の5つの部門からなります。遺伝資源多様性研究部門では、菌類の分類学的研究および種多様性解析や遺伝資源としてのきのこ類菌株の収集を行っています。遺伝資源評価保存研究部門では、様々な地域・基質に生息する菌類きのこ遺伝資源を分離、培養、保存する研究を行い、収集した遺伝資源株の生理的諸性質、培養特性の調査および遺伝子情報の集積とデータベースの構築に取り組んでいます。有用きのこ生産研究部門では、有用きのこ類の子実体を人工栽培することで、きのこ類遺伝資源の付加価値を高める研究を行っています。新機能開発研究部門では、医薬品あるいは機能性物質としての有用性、更にその作用メカニズムを細胞生理学、薬理学の視点から探索しています。物質活用研究部門では、菌類きのこに含まれる生理活性物質を抽出・精製し、その化学構造の解析や、それらを有効活用する研究を行っています。
2. 農学部生命環境農学科には教員組織として、生命環境農学講座があり、学科の教育コースとして、植物菌類生産科学コース、国際乾燥地農学コース、里地里山環境管理学コース、農芸化学コースの4つのコースがあります。
植物菌類生産科学コースは次の教育目標を掲げています。
持続性のある農業生産を行うためには、生物資源を発掘し、育種する基礎的な知識・技術を習得し、高度な生産技術開発を行える人材が必要不可欠です。本コースでは、附属フィールドサイエンスセンターにおける広大な農地・森林や附属菌類きのこ遺伝資源研究センターの膨大な遺伝資源を最大限に活用し、専門家・技術者として生産現場で活躍できる人材を養成します。
3. (※1)菌類きのこ遺伝資源研究センター(FMRC)は、文部科学省 令和4年度「ナショナルバイオリソースプロジェクト(第5期)」の中核拠点整備プログラムに採択され、FMRCが保有している1,800種9,100株を超える世界最大級の「菌類きのこの遺伝資源」を基盤として、きのこ遺伝資源の収集、保存、分譲と情報提供を実施する中核拠点機関としての整備を行います。
4. (※2)東南アジア熱帯域における菌類科学フィールドワークは、農学部生および持続性社会創生科学研究科農学専攻学生約15名を対象に、約10日間タイ国・コンケン大学において、南アジア熱帯域の未活用遺伝資源であるきのこ類に着目し、森林でのフィールドワーク、室内実習、研究センターや現地きのこ農場の視察をします。研修は英語で行い、現地学生も参加します。
仕事内容・職務内容
教育、研究その他大学の運営に関する業務(変更の範囲:変更無)
担当授業科目等
(1)学部:農学部生命環境農学科、担当予定教育コース 植物菌類生産科学コース
菌類分類学I・II(分担)、きのこ栽培学(分担)、菌類遺伝育種学(分担)のいずれか
生物系基礎実験演習I・II・III (分担)、植物菌類生産科学基礎演習(分担)、植物菌類生産 科学実験演習I・II(分担)、植物菌類生産科学英語I・II、植物菌類生産科学グローバル演習I・II・III・IV(分担)、先端農学研究I・II(分担)、生命環境農学演習I・II、 卒業研究、
教育職員免許状関係授業科目(生物学実験演習) 、 東南アジア熱帯域における菌類科学フィールドワーク(※2)、
全学共通科目・一般教養科目(生物学) 等 が担当できること
(2)大学院:持続性社会創生科学研究科博士課程前期農学専攻 菌類きのこ資源科学教育分野(予定)
菌学基礎論、菌学応用論、菌類分類学特論(分担)または菌類遺伝育種学特論(分担)、生命環境農学特論II(分担)、 農学特別演習I・II、菌類生理生態学M、海外菌類資源発掘演習(分担)等
配属部署
既設部署
農学部(変更の有無:変更無)
職種
研究分野
給与
年収 : 400万円 ~ 600万円
年俸制 (ただし、応募時点で鳥取大学職員給与規程の適用を受けている大学教員の方については、引き続き同規程の適用を希望することも可能です。)
年俸は学歴・経験年数に応じて決定するため、上記金額とは異なる場合があります。
業績評価により、年俸額が変動することがあります。
勤務時間
就業時間 : 08:30-17:15
休憩時間 : 12:00-13:00
休日 : 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12/29~1/3)、鳥取大学記念日(6/1)
時間外勤務、その他説明 :
専門業務型裁量労働制(みなし労働時間1日7時間45分)
※専門業務型裁量労働制の適用に同意しなかった場合は、上記就業時間を標準とした勤務時間で勤務
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
博士
※博士の学位を有する方又は同等の研究業績を有する方
説明
(1) 博士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有する者または研究上の業績が博士の学位を有する者に準ずると教授会が認めた者
(2) ナショナルバイオリソースプロジェクト(※1)に関わるきのこ類菌株の収集・保存・分譲業務に熱意を持って取り組める者
(3) 以下のテーマに関わるいずれかの研究ときのこの農林業への応用に関する教育・研究を行うことができること
① きのこの分類学的研究
② きのこの栽培技術や子実体形成能に関する研究
③ きのこの遺伝・育種に関する研究
(4) 鳥取大学農学部教員選考基準(資料1)を満たしていること
なお、学位未取得者においては実務経験を有すること
(5) 鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科農学専攻博士前期課程(資料2)が担当できることが望ましい
*資料1、資料2は農学部ホームページの教員公募にあるファイルをダウンロードして確認してください。 (https://muses.muses.tottori-u.ac.jp/recruit/)
雇用形態
正職員・正社員
契約期間
任期なし - テニュアトラック以外
試用期間あり
試用期間6カ月
勤務地
待遇
各種制度
昇給制度 : あり
賞与制度 : あり
退職金制度 : あり
通勤交通費支給制度 : あり
定年制度 : あり
加入保険
健康保険 : あり
厚生年金保険 : あり
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
就業場所における受動喫煙防止のための取組事項
本学は構内全面禁煙です。
待遇ー補足説明
※待遇に関する詳細は、鳥取大学就業規則を参照。
https://www.tottori-u.ac.jp/kouhou/kisokusyuu/reiki_taikei/r_taikei_05.html
応募上の配慮
採用人数
1名
採用日 : 2025年04月01日
着任日 : 2025年04月01日
求人内容補足説明
採用日:令和7(2025)年4月1日以降のできるだけ早い時期
募集期間
2024年07月26日~2024年12月20日 必着
応募方法
応募書類(指定様式)
応募書類
その他の郵送書類
(1) 履歴書(記入要項参照) 1通
(2) 調査書(記入要項参照) 1通
(3) 調査書に挙げた著書、原著論文および総説の別刷(複写も可) 各1部
(4) 主要研究業績の概要(2,000字程度) 1部
(5) 実務経験を有する者はその内容が分かる書類 1部
(6) 教育・研究に対する抱負(1,200字程度) 1部
(7) 推薦者がある場合は推薦書 1通
(8) 学位記の写し又は学位取得(見込)証明書 1通
2025年3月に学位取得予定の者は指導教員の所見 1通
*記入要項は農学部ホームページの教員公募にあるファイルをダウンロードしてください。
(https://muses.muses.tottori-u.ac.jp/recruit/)
応募書類の返却
その他
応募書類は原則返却いたしません。著書等の返却を希望される場合は、その旨をお知らせください。
応募書類の提出方法(郵送書類)
〒680-8553
鳥取県 鳥取市湖山町南4丁目101 鳥取大学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター
遺伝資源評価保存研究部門教員予備選考委員長 霜村 典宏
注意事項 : 封筒の表に「教員応募書類在中」と朱書きし、簡易書留等でお送り下さい。
選考・結果通知
選考内容
書類選考の後、最終候補者によるプレゼンテーションと面接を行います。
なお、面接等に伴う旅費・宿泊費等は各自で負担をお願いいたします。
結果通知方法
正式な合否は書面で通知します。
連絡先
鳥取大学
農学部菌類きのこ遺伝資源研究センター
霜村 典宏
0857315381
nshimo@tottori-u.ac.jp
備考
鳥取大学は男女共同参画を推進しています。女性研究者の積極的な応募を歓迎いたします。
また、鳥取大学及び鳥取県は家族を大切にし、働きやすい環境づくりを進めています。
・鳥取大学ダイバーシティキャンパス推進室 https://www.tottori-u.ac.jp/diversity/
・鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センター http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/departments/center/worklife-balance-suppot/
・鳥取県「子育て王国とっとり」 https://www.kosodate-ohkoku-tottori.net/