勤務地 : 九州・沖縄 - 沖縄県
公開開始日 : 2026年06月10日
D126060429
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
研究分野 : 環境 - 遺伝育種科学 | 環境 - 作物生産科学 | 環境 - 植物保護科学
研究員・ポスドク相当 : 正職員・正社員 - 任期あり - テニュアトラック - 試用期間あり
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
気候変動や栽培環境の多様化に伴い、安定したイネ生産を確保するための品種改良が重要な課題となっている。集約的な栽培における収量増加に寄与する品種改良に加え、高温・乾燥・塩害・低肥沃・低温などの不良環境耐性や、いもち病やウンカ等の病虫害ストレスに対する抵抗性の向上、直播適性や脱粒性など栽培様式の変化への適用も重要な育種目標の一つである。しかし、これらの改良を行うための源泉となる在来種・野生イネ等の遺伝資源は、改良品種の普及や農業人口の減少、土木整備事業等により、急速に失われており、遺伝的多様性の保全も喫緊の課題となっている。
国際農研では、これまで国内外の研究機関との連携を通じて収集・分譲を受けた多様なイネ遺伝資源を保有しており、これらの不良環境ストレス耐性や病害抵抗性を評価し、遺伝解析・育種研究を推進してきた。また、IRRIをはじめとする国際機関との連携の強化や、グローバルサウスにおける持続可能な農業開発への貢献が求められており、遺伝資源研究の国際的な役割と連携強化も一層重要となっている。
本公募では、多様なイネ遺伝資源を活用した有用形質の探索と遺伝解析、ならびに分子生理学的な機構解明を通じて、持続可能な農業生産に資する品種改良研究を推進する人材を募集する。さらに、国内外の研究機関との連携を通じて、遺伝資源の評価・保全・活用に関する研究を展開し、将来的にはイネ遺伝資源研究分野において国際的なリーダーシップを発揮することが期待される。
仕事内容・職務内容
本職では、多様なイネ遺伝資源を対象に、有用形質の探索およびそれに関わる遺伝子の同定・機能解析を行い、持続可能な農業生産に資する遺伝・育種学的研究に取り組む。また、開発途上国で収集された遺伝資源を活用し、遺伝的多様性の評価および育種利用に向けた基盤情報の整備を行う。
具体的には、圃場試験と分子解析を統合した表現型評価、ゲノム情報を活用した遺伝解析、分子生理学的手法による機構解明などを通じて、環境適応性や生産性向上に寄与する形質の解明を行い、育種に応用する。また、応募者の専門性に応じて、ゲノミクスやオミックス解析、統計遺伝学、画像解析などの手法を活用し、複雑形質の遺伝基盤の解明や育種への応用に取り組むことが求められる。研究活動は、拠点の圃場・温室における実験に加え、開発途上地域でのフィールド調査や共同研究を含む。
実施研究課題例:
① イネ遺伝資源を用いた有用形質の探索と遺伝解析および育種素材開発
環境適応性や収量性などの生産性の向上と安定に寄与する有用形質を対象に、応募者の得意とする手法を用いて評価し、ゲノム情報を活用した遺伝解析により関連遺伝子を同定する。得られた情報をもとに、開発途上国の研究カウンターパートとともに、現地での品種改良に資する育種素材の開発に取り組む。
② 有用遺伝資源の特徴的な形質発現機構の分子生理学的解明
有用遺伝資源の持つ特徴的な形質に関与する遺伝子の機能解析を行い、環境応答や生理機構を分子レベルで明らかにすることで、対象となる開発途上国の栽培環境に順応させる要因を明らかにし、育種への応用基盤を構築する。
③ 国際共同研究によるイネ遺伝資源の多様性評価と保全・活用・情報発信
IRRIやカウンターパート機関等との連携を通じて、多様な遺伝資源の特性評価およびデータ統合を進めるとともに、有用遺伝資源の発掘や、多様な遺伝資源の持続的な利用と保全に資する研究を推進し、効果的な情報発信を行う。
キーワード:
イネ遺伝資源、有用形質(多収性・栽培適性)探索、遺伝解析・ゲノミクス、育種素材開発、環境ストレス耐性(高温・乾燥・塩害)、病虫害抵抗性、国際共同研究、遺伝的多様性保全・活用
配属部署
既設部署
熱帯・島嶼研究拠点
職種
研究分野
給与
年収 : 500万円 ~ 700万円
・俸給月額(基本給)は、職員給与規程に基づき、経験等を考慮して346,000~410,000円(現行)を支給します。
・賞与は規程に基づき年2回(6月、12月)1.75月分/回(現行)(採用後最初の賞与は1.75月未満)支給します。
・諸手当(通勤手当、超過勤務手当、地域手当等)は規程に基づき支給、ただし扶養手当、住居手当は支給しません。
※俸給月額等は規程改正により変更となることがあります。
勤務時間
就業時間 : 08:30-17:15
休憩時間 : 12:00-13:00
休日 :
・完全週休2日制(週休日:土、日曜日)
・休日:祝祭日、年末年始(12/29~1/3)
・年次休暇:採用時(R8.10.1)に5日付与
・その他休暇:病気休暇、特別休暇(夏季(3日)、介護(5日)、結婚、出産、忌引き等)
時間外勤務、その他説明 :
・通常勤務(8:30~17:15)
・フレックスタイム勤務、裁量勤務(試用期間の終了後)が可能(要手続き)
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
博士
・博士号を有する、または採用予定日までに取得見込みであること
業務における経験
・形質評価、ゲノム解析、および遺伝資源の収集・保存に関連する、イネに応用できるスキルや経験を有すること。イネ研究の経験有無は問わない。
・当該業務に必要な研究職員としての知識及び技能を有すること
・日常業務に支障の無い日本語力を有する者
・国際共同研究を推進するための国際感覚、語学力(英語)を有すること
・海外での研究経験があることが望ましい
説明
・当センターは、「男女共同参画社会基本法」の趣旨に則り、男女共同参画を推進しており、女性研究者の積極的な応募を歓迎します。
・外国籍の研究者の応募を歓迎します。ただし、採用日までに日本国内で就労するために必要な在留資格を取得していることが必要です。
雇用形態
正職員・正社員
契約期間
任期あり - テニュアトラック
5年間(令和8年10月1日~令和13年9月30日)
・任期中に出産のための特別休暇、育児休業、介護休業等を取得した場合、当該期間に相当する期間について任期の延長を申し出ることできます。
・任期満了の11ヶ月前までに希望者に対してテニュア審査を実施します。この審査に合格した者は任期満了後、任期を定めない研究員として継続採用します。
試用期間あり
・6ヶ月間
勤務地
待遇
加入保険
健康保険 : 農林水産省共済組合
厚生年金保険 : 農林水産省共済組合
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
就業場所における受動喫煙防止のための取組事項
指定された場所以外は禁煙です
応募上の配慮
採用人数
1名
採用日 : 2026年10月01日
着任日 : 2026年10月01日
求人内容補足説明
※令和9年4月1日採用も可とします。採用日について事情がある場合はご相談ください。
募集期間
2026年06月10日~2026年07月03日 必着
応募方法
応募書類(指定様式)
応募書類
その他の電子応募書類
1.推薦書のpdfファイル(A4サイズ1ページ。書式自由。推薦者の氏名、所属、身分、電話番号、E-mailアドレスを記載)
・推薦者の直筆署名があるもの。
・国際農研職員は推薦者になれません。
・ファイル名は、(公募番号-応募者氏名-2.pdf、例:1-国際太郎-2.pdf)としてください。
2.応募者が筆頭著者となっている主な査読付論文のpdfファイル(5件以内)
・オンライン版がある場合は業績シートへのURL記載で代用可
3.イネの形質評価やゲノム解析、遺伝資源の収集と保全に応用できる技術や経験に関する説明資料。図やイラストを用いて、どのように応用できるか説明すること。A4サイズで1枚以内とする。(形式自由)
応募書類の返却
応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。
※募集期間外です。
選考・結果通知
選考内容
1.書類審査 令和8年7月
2.面接試験 令和8年8月
※ 国際農林水産業研究センター(茨城県つくば市大わし1-1)にて実施
結果通知方法
結果の通知は電子メールで行います。
採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
連絡先
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
企画運営部
岡
0298386330
KenkyuKobo-ml(at)jircas.go.jp
※(at)を@に変更して送信してください。
備考
1.受験に要する一切の費用は受験者の負担となります。
2.採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
3.事務連絡は電子メールで行います。
4.以下、当法人のHPに「国際農研で働くイメージ」を感じていただくため、
職員からのメッセージを掲載しておりますので、ご覧ください。
https://www.jircas.go.jp/ja/gender/messages