求人公募情報閲覧

募集中
更新日 : 2024年03月15日 募集終了日 : 2024年06月30日
募集中
更新日 : 2024年03月15日
募集終了日 : 2024年06月30日

勤務地 : 近畿 - 大阪府

公開開始日 : 2023年06月20日

微生物学病研究所感染腫瘍分野特任助教 女性限定

D123061349

国立大学

大阪大学

研究分野 : ライフサイエンス - 指定なし

助教相当 : 正職員・正社員 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間あり

業務内容

  • 募集の背景、プロジェクトの説明

    私たちはウィルス疾患やウィルスがんの微小環境におけるエクソソームや炎症性疾患での細胞外小胞の役割について、研究を行っています。その中で、やはりマクロファージが重要な機能を担うことを見出してきました。特にNOGマウスを用いて造血をヒト化した上で。EBVを感染させ、微小環境もヒトと言うリンパ腫モデルを構築し、ヒト特有の現象を見出してきました。マクロファージはヒトとマウスではかなり違うと感じています。
    昨年度よりCOVID19の仕事を始め、非常に興味深い結果を得ております。今年度P3実験室ができましてマウスの実験も可能となりました。その他JSTCRESTの採択を受けたエクソソームのLipid Heterogeneity、AMED-肝炎に採択を受けた非コードRNAとクロマチンリモデリング、肝障害時の細胞外小胞の役割、AMED次世代ガンに採択を受けた、エクソソームの脂質の役割について推進していただく方を募集中です。これまでBLOODやPNAS NAR、LeukemiaなどのIF10以上の雑誌や、JBC、FASEB JなどStandard JournalはコンスタントにPublishしてきましたが、その感触では、最近はかなりいい仕事になる可能性があるものが複数あり、一つは今Cell姉妹紙にUnder Reviewとなっています。まだ、ここ数年はいい仕事がラッシュになると思います。PIになって10年ですが、一番好調だと思います。着任時期は相談可能ですが基本的には令和3年4月を考えております。月額40万、任期は3年ですが、その後は教員に昇格していただける可能性もあり相談ですが他所に移動していただくにしても、これまでのポスドクはほぼ全員ステップアップしています。
    これまでに1年以上在籍したポスドク助教10名のうち、科研費取得は9名、学会賞4名受賞しております。アメリカの血液学会でも2名若手の賞を受賞しました。海外学振2名、PD1名、DC2に1名採択を受けています。。ラボホームページ、リサーチマップご覧いただければ幸甚です。

  • 仕事内容・職務内容

    自立的に仕事を進めていただける方。学生の指導をしてくださる方

  • 配属部署

    新設部署

    微生物病研究所

    新設時期 : 2023年7月

職種

  • 助教相当

研究分野

  • ライフサイエンス - 指定なし

給与

  • 年収 : 400万円 ~ 500万円

勤務時間

  • 就業時間 : 09:00-17:00

募集要項

応募資格

  • 応募に必要な学歴・学位

    博士 / 修士

  • 説明

    [業務に必要な特定分野の公的資格・条件(学歴、学位など)・経験(何年以上)、及び専門性等の詳細]

    (1) 博士の学位を有すること(採用日までに取得見込み者を含む)
    (2) 上記専門分野における十分な研究実績があること
    (3) 業務遂行に支障のないレベルの英語能力があること

雇用形態

  • 正職員・正社員

    常勤

契約期間

  • 任期あり - テニュアトラック以外

    1年更新 3年

    試用期間あり

    6ヶ月

勤務地

  • 〒565-0871 大阪府 吹田市山田ヶ丘3−1

待遇

  • 待遇ー補足説明

    [採用後の待遇(職名、給与(賃金)、勤務時間、雇用形態、雇用期間・試用期間)] ※重要

    採用日から 2025 年 3 月 31 日まで
    ※ 雇用契約期間満了後、審査により更新の可能性あり (ただし、採用日から最長 10 年を期限とする)

    試用期間6 か月

    勤務形態
    「38.国立大学法人大阪大学任期付教職員の労働時間、休日及び休暇等に関する規程」による
    https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/information/joho/kitei_shugyou.html
    ※ 専門業務型裁量労働制適用(みなし労働時間:1 日 8 時間)

    給与及び 手当
    「48.国立大学法人大阪大学任期付年俸制教職員(特任等教職員)給与規程」による
    https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/information/joho/kitei_shugyou.html
    基本年俸 4,740,900 円(12 分の 1 の額を月額基本給として毎月支給) 通勤手当(※ 住居手当、扶養手当、退職手当及び賞与は支給しない)

    社会保険等
    国家公務員共済組合、雇用保険、労働者災害補償保険に加入
    [就業場所における受動喫煙防止のための取組事項] ※重要

応募上の配慮

  • 面接実施に関しての配慮(海外など遠方にお住まいの方、他)

    Web 面談可能です。

採用人数

    2名

  • 求人内容補足説明


    大阪大学微生物病研究所感染腫瘍分野幸谷研究室では、私たちと共に以下のプロジェクトを中心に研究を主体的に推進してくださる特任助教の募集をしております。
    私たちは癌、特にウィルスが引き起こすリンパ系造血腫瘍を中心に
    「治療法につながる新たな切り口で癌研究することと、癌という病気だからこそ明らかになる新しいサイエンスの構築」を目指して研究しています。

    現在の研究の柱は
    ・細胞外小胞における脂質の役割
    我々のモデルであるEBV感染リンパ腫モデルや、HBV肝炎においては、細胞外小胞が、ウィルスの持続感染や癌化に極めて重要な働きを示すことを明らかにしてきました。(BLOOD 2018, JBC 2020, Cell death and disease 2021, FASEB J 2021, Cell Metabolism 2022) そこで、細胞外小胞、特に脂質領域からその機能特性を調べています。またそこから派生した治療ツールを用いてCOVID-19で問題となりましたサイトカインストーム の制御法開発なども行っております。
    (JST CREST分担者採択、AMED次世代癌分担採択、AMED肝炎対策事業分担採択)

    ・EBV感染における脂質代謝制御
    これまで線虫では存在するが哺乳類では退化するとされてきたω3 DesaturaseがEBV感染で再活性化することを見出しました。責任分子もほぼ同定過程にあります。なぜ再活性化するのか?その発現制御メカニズムや進化上の発現理由など、ウィルス感染での意義など、さまざまな興味深い課題にこれから取り組んでいきたいと考えています。


    ・劇症型NK白血病8(ANKL)モデルの構築と病態解析、治療標的同定
    リンパ系腫瘍の0.2%という稀少疾患であるため、治療法開発が遅れ、現在生存中央値が二ヶ月!という EBVが感染した劇症型NK白血病という病気があります。発症平均年齢は40歳であり、若い人に発症します。
    リンパ腫の症例数が日本随一という東海大学血液腫瘍内科・病理診断科との共同研究で、免疫不全マウスを用いてANKLモデルマウスの作出に成功しました。このマウスを詳細に解析することで病態を明らかにすることと、現在有効な治療法がほとんどないANKLの新しい治療標的を同定を試みています。
    既に、一つ有望な治療標的を同定し、2023年4月から臨床治験が開始されています。(BLOOD 2023)
    まだまだ、この極端に早い増殖を示す腫瘍モデルを用いて、治療標的の同定のみならず、いろいろな方向に研究が展開できると考えています。(AMED次世代癌代表採択、JSPS 基盤B採択・担当助教若手B採択 )

    ・新規non coding RNAの機能解析
    肝炎対策事業で行った HBVに特異的に結合する機能性新規non coding RNAを同定しました。
    肝炎に対してはその活動を抑える方向に効いているようですが、他臓器にも発現が認められるため、
    Tgを作成して、その機能を調べています。作用機序がユニークなので、新規性と相まっていい仕事になると思っています。(AMED肝炎対策事業分担採択、担当ポスドクJSPS若手B)

    現在はまだ東海大学に所属し、特任助教2名、ポスドク2名、大学院生3人、テクニシャン4名という体制ですが、2024年からは、専任教員2名、特任教員2名となり、これまで以上に充実した布陣となります。

    これまでに在籍したポスドク・助教の10名のうち9名が在籍期間中に若手Bに採択されています。
    海外学振2名、PD1名、アメリカ血液学会若手優秀賞3名、免疫学会岸本Travel Award2名、自治医大優秀学生賞1名、麒麟塾麒麟児賞2名などの受賞があります。若い人の受賞については積極的に支援しています。

    海外志向性が高く、3年以上在籍した特任助教・ポスドク卒業者の進路は: ハーバード大学、Duke大学、Yale大学(アメリカ)、Lund (Linshopin)大学(スウェーデン)、国立感染研です。

    博士課程大学院生は、大学助教4、大学ポスドク1、研究所研究員1、留学1( Yale University)です。

    自分の経験から早くPIになるべきと考え、卓越研究員やさきがけの採択を目指して欲しいと考えています。(PIになって12年ですが、自分は JSTさきがけ、AMED PRIMEに採択を受けましたが、ラボの若い人からはまだ誕生していません)そこで、卓越研究員採択にはほぼ必須である留学については、特に積極的に支援しています。

    大阪大学微生物病研究所は共通機器に恵まれており、とても恵まれた研究環境と考えています。

    大学ホームページでの公募要領もご覧ください。

    [勤務地住所等]
    〒565-0871 大阪府吹田市山田丘3番1号

    [募集人員]
    1名

    [着任時期]
    2024年4月 2023年度途中も相談可能

募集期間

  • 2023年07月01日~2024年06月30日 消印有効

    適任者採用決まり次第、募集を締め切ります。

応募方法

JREC-IN Portal Web応募
不可
電子メール応募
aikotani@k-lab.jp
求人機関Web応募
不可

選考・結果通知

  • 選考内容

    書類選考通過者のみに結果通知

  • 結果通知方法

    [応募書類、応募(提出)方法(郵送・メール添付・Web応募利用の詳細など)、送付先(住所・メールアドレス・Web応募URL等)]

    1 履歴書
    ※ 以下のサイトより、応募用履歴書「教育研究系職用」をダウンロードしてお使いください。 https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/employment/links
    2 研究業績 (原著論文、解説・総説、著書、特許、国内外の学会発表)
    3 主要原著論文の別刷(郵送の場合コピー可、4 部)
    ※ なお、応募書類による個人情報は、採用者の選考及び採用後の人事等の手続きを行う目的 で利用するものであり、第三者に開示いたしません。

    大阪大学 微生物病研究所
    幸谷愛 
    aikotani@k-lab.jp

    [選考内容(面接・選考の場所、選考方法、採否の決定など)]

    書類審査を行ったのち、面接審査を行います。 面接審査の案内は書類審査通過者にのみ行います。
    ※ 面接のための旅費及び宿泊費等は応募者の負担とします。海外在住の方には、オンライン
    での面接が可能です。
    ※ 書類審査不合格の連絡はいたしませんので、ご了承ください。

    [問い合わせ]
    幸谷 愛
    aikotani@k-lab.jp

連絡先

大阪大学

微生物病研究所

幸谷 愛

0668798264

aikotani@biken.osaka-u.ac.jp

備考

戻る