勤務地 : 関東 - 茨城県
公開開始日 : 2024年11月19日
D124111315
研究分野 : 自然科学一般 - 天文学
研究員・ポスドク相当 : その他 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間あり
その他 - 特任研究員 : その他 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間あり
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
国立天文台アルマプロジェクトでは、日本国内の大学に在籍する研究者にALMAを用いた科学研究を推進していただくため、「ALMA共同科学研究事業」を設立しました。ALMA共同科学研究事業については、以下URLを御覧ください。
https://researchers.alma-telescope.jp/j/support_programs/almagrant/仕事内容・職務内容
【職務内容】
本事業に基づき、ALMA の観測データ(アーカイブを含む)を用いた研究課題「複数の吸収線と輝線の観測による、遠方クェーサーの研究の新展開」を推進する特任研究員を募集します。本研究課題の採択者である筑波大学・橋本 拓也助教の下、本特任研究員には勤務時間の100% を用いて本研究課題を推進すると共に、ALMA プロポーザルも積極的に提出していただきます。研究成果として、年1編以上の投稿論文の出版と年1件以上の ALMA プロポーザルの提出に加え、本研究課題を推進する場合に限り、学生の研究等への指導・支援を行っていただきます。
(職務内容変更の範囲) 変更なし
【研究課題】
研究課題名:
(日本語名)複数の吸収線と輝線の観測による、遠方クェーサーの研究の新展開
(英語名)New developments in the study of distant quasars by observations of absorption and multiple emission lines
研究概要:
ALMA はクェーサーを含む遠方天体の観測において先導的な役割を果たしている。近年、我々の先駆的な研究は、OH 119μm 吸収線が遠方クェーサーの分子ガスアウトフローを調べる強力な手段であることを示した。さらに我々は、初めて宇宙再電離期にあるクェーサーから、高密度で温かい中性ガスのトレーサーである [OI]63 μm 輝線の検出に成功し、遠方天体の中性ガスの性質を調べる道を拓いた。 本研究課題では、(1) 統計的な数のとても明るい遠方クェーサーを対象に、分子ガスアウトフローの有無を調べ、それが星形成活動の抑制に繋がっているかどうか検証する。そして、遠方クェーサーと星形成活動を終えつつある受動的銀河の関係を調べる。(2)[OI] 63 μm 輝線を含む複数の微細構造輝線を組み合わせることで、クェーサーの母銀河の星間媒質を調べる。そして同時代に存在していた一般的な銀河との比較を行うことで、遠方クェーサーの母銀河の特徴を明らかにする。
配属部署
既設部署
アルマプロジェクト
注意事項 :
※ 国立天文台で採用し、同日付で筑波大学と国立天文台で在籍出向契約を結び当該大学へ出向していただきます。
(勤務地変更の範囲) 法人の指定する場所
職種
特任研究員
研究分野
給与
職種共通
年収 : 400万円 ~ 500万円
給与は年俸制。月額 35 万円を毎月支給。
勤務時間
職種共通
就業時間 : 08:30-17:15
休憩時間 : 12:00-13:00
休日 : 土、日、祝日、年末年始
時間外勤務、その他説明 :
(出向時の勤務条件等)
・ 勤務時間及び休日については筑波大学の諸規則を適用します。
・ 週5日(月~金)8時30分~17時15分(休憩60分)を基本とする専門業務型裁量労働制勤務(土、日、祝日、年末年始は休日)
・ 有給休暇(年次有給休暇、特別休暇)
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
博士
【応募資格】 関連分野で博士の学位を有するか、それと同等の研究能力を有する者。
説明
※2004年4月以降国立天文台に特任研究員(プロジェクト研究員を含む)又は短時間契約職員のうち研究員としての通算有期雇用期間が5年を超える方はご応募いただけません。
雇用形態
職種共通
その他
有期雇用常勤職員
契約期間
職種共通
任期あり - テニュアトラック以外
【着任時期】原則として2025年4月1日または2025年10月1日
【契約期間】
・ 本特任研究員の契約期間は試用期間(6カ月)を含めて原則2年間ですが、本研究課題は、本特任研究員の着任から1年半経つ日までに中間審査が実施され、その結果、契約期間が1年間延長されることがあります。
・ ただし、着任前6か月以内に自然科学研究機構の有期雇用歴がある場合、通算有期雇用期間が10年を超えないように契約期間が設定されます。
・ 採択者が他大学または他機関に異動された場合、一緒にその大学または他機関に異動していただくことになりますが、異動先で本特任研究員を受け入れることができなかった場合、就業場所を国立天文台(東京都三鷹市)として研究を継続していただくことになります。この場合、異動時点での契約期間で雇用を終了し、契約期間の延長は行いません
試用期間あり
試用期間 6 か月
勤務地
【所属(勤務地)】国立大学法人 筑波大学(茨城県つくば市)
※ 国立天文台で採用し、同日付で筑波大学と国立天文台で在籍出向契約を結び当該大学へ出向していただきます。
(勤務地変更の範囲) 法人の指定する場所
待遇
各種制度
賞与制度 : なし
退職金制度 : なし
通勤交通費支給制度 :
あり(上限 55,000 円/月)
加入保険
健康保険 : あり(文部科学省共済組合)
厚生年金保険 : あり
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
就業場所における受動喫煙防止のための取組事項
敷地内禁煙
応募上の配慮
採用人数
1名
求人内容補足説明
【所属(勤務地)】国立大学法人 筑波大学(茨城県つくば市)
※ 国立天文台で採用し、同日付で筑波大学と国立天文台で在籍出向契約を結び当該大学へ出向していただきます。
(勤務地変更の範囲) 法人の指定する場所
募集期間
2024年11月19日~2024年12月10日 必着
日本時間15:00必着
応募方法
応募書類
その他の電子応募書類
【提出書類】
・ 以下の提出書類を英文で作成し、全てをPDFに変換してください。
(1) カバーレター (研究課題名を明記すること)
(2) CV
(3) 研究論文リスト(査読論文とその他を区別し、共著論文の場合は応募者の役割分担を記すこと)
(4) 主要論文3編以内のPDFファイル
(5) 職務に対する抱負と計画
(6) 推薦書2通以上(推薦書は、推薦者が応募締切までに提出先に直接送ること)
(7) 速やかに連絡できる本人連絡先
応募書類の返却
その他
応募に際していただいた情報は、この選考および事務連絡以外のいかなる目的にも使用いたしません。選考後、採用に至った方以外の応募書類は責任をもって破棄します。
選考・結果通知
選考内容
・書類選考の上、面接をオンラインで行う場合があります。なお、面接に要する費用は応募者の自己負担となります。
・採用は国立天文台有期雇用職員等審査委員会での承認が必要となります。
結果通知方法
連絡先
自然科学研究機構国立天文台
(応募に関する問合せ)
事務部総務課人事係
0422343600
job11-pjt-researcher1@nao.ac.jp
(研究内容に関する問合せ)
筑波大学 数理物質系 橋本 拓也 助教
E-mail: hashimoto.takuya.ga@u.tsukuba.ac.jp
(その他)
国立天文台 アルマプロジェクト ALMA 共同科学研究事業担当
E-mail: alma-grant-inquiry@ml.nao.ac.jp
備考
・ 採用前に獲得した科学研究費等の外部資金を継続すること、あるいは採用後に獲得することは可能ですが、研究課題に即した内容であるかどうかを国立天文台アルマプロジェクトが判断した上で認められることになります。
・ 国立天文台は男女雇用機会均等法を遵守し、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めており、業績の評価において同等と認められた場合には、女性を積極的に採用します。また、出産・育児・介護等のために休暇・休業を取得した場合には、履歴書にその旨、明記してください。業績を評価する際に配慮します。国立天文台の男女共同参画社会の実現に向けた取り組みの詳細は下記URLを御覧ください。
[//www2.nao.ac.jp/~openinfo/gender-equality/] ※"//"の前に”https:”つけてください。
【募集者名称】
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台