勤務地 : 関東 - 東京都
公開開始日 : 2025年03月24日
D125031406
慶應義塾大学
研究分野 : その他 - その他 - 生物学 医歯薬学 総理工学 ヒト生物学 微生物学 細胞生物学 構造生物学 微生物学 脳神経科学 免疫学 腫瘍学 ゲノム科学 薬学
研究・教育補助者相当 : 契約職員・契約社員 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間なし
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)プログラムは世界に通用する優秀な研究者が集う魅力ある研究拠点を形成し、これまでの学術の体系や方向を大きく変革させることを先導し、新しい学問領域の創成を目指すことが求められています。
Bio2Qでは、マイクロバイオーム(微生物叢)を鍵にしながら、粘膜上皮・免疫・神経・代謝系などによってヒト恒常性がどのように統御されているかという問いにチャレンジします。この取り組みにより、ヒト多臓器円環メカニズムを従来よりも数段高い解像度で理解する新しいライフサイエンスを実行します。収集した超マルチオミクスデータを、AIとともに量子コンピューティング解析し、ヒト表現型の背後に隠れた未知の多臓器連関経路を開拓し、更に浮かび上がってきた仮説をリバーストランスレーションによって実験室レベルで検証し、「因果」を明らかにするという作業循環を構築します。
WPIの理念である国際性・多様性の推進の観点から、公正な評価に基づき職務に必要とされている能力が同等と認められる場合は、海外研究者と女性研究者を優先的に採用します。拠点内の公用語は、英語です。
Nadinath Nillegoda特任教授の研究室は、細胞生物学(哺乳類)、分子生物学、生化学を専門とし、タンパク質の品質管理機構や経路、疾患発症、治療戦略を研究するための新規マウスモデルの開発に重点を置いています。
同研究室は、学際的な研究チームとして、プロテオスタシス(タンパク質の恒常性)における霊長類特有の適応と、タンパク質損傷後の細胞修復機構におけるその役割に関する研究のパイオニアです。これらのユニークな適応機構を理解することは、ヒトの健康と老化の研究において極めて重要であり、細胞の回復力と疾病予防に関する洞察を提供します。Bio2Qでは、腸管バリアの完全性を高め、ディスバイオシスによるタンパク毒性ストレスを緩和し、腸の健康を改善することを目的として研究を行っています。炎症性腸疾患(IBD)、代謝性疾患、加齢に伴うタンパク質ミスフォールディング病の有病率が増加する中、当研究室の研究は生物医学研究の最前線に位置しています。特に、腸の健康やプロテオスタシス機能不全に関連する全身疾患を標的とし、次世代の治療法の開発を目指すことで、医学的にも広範な意義を持つ研究を推進しています。さらに、統合的かつトランスレーショナルなアプローチを通じて、世界中の人々の健康と生活の質を向上させる革新的な治療戦略の開発に取り組んでいます。
仕事内容・職務内容
マウス研究において豊富な経験を持ち、熟練したエネルギッシュで献身的な候補者を求めています。必要な実験スキルには、マウスコロニーの維持、繁殖、遺伝子型判定、飼育、薬剤投与(経口投与、腹腔内投与、皮下投与、静脈注射)、組織解剖、臓器採取、灌流、初代細胞作製・培養、免疫組織化学分析、倫理申請の補助などが含まれます。トランスフェクションなどの技術を含む哺乳類細胞培養の経験があればなお望ましいです。
候補者は、一般的な研究室メンテナンス業務を手伝い、PI(主任研究者)と直接仕事をし、実験目標を達成するためにチームメンバーと効果的に協力することが期待されます。当チームは、マイクロバイオームの世界的専門家である本田賢也教授研究室と密接に連携しています。候補者は進行中の研究をサポートするため、必要に応じて細胞生物学などの新しい技術を学ぶことに前向きであることが望ましいです。
配属部署
既設部署
慶應義塾大学ヒト生物学‐微生物叢‐量子計算研究センター(Bio2Q)
職種
研究分野
生物学 医歯薬学 総理工学 ヒト生物学 微生物学 細胞生物学 構造生物学 微生物学 脳神経科学 免疫学 腫瘍学 ゲノム科学 薬学
給与
年収 : 600万円 ~ 800万円
給与は年俸制で、経験年数及び能力、実績に基づき決定します。
給与の目安:年収600万円~800万円
勤務時間
就業時間 : 08:30-17:00
休憩時間 : 11:30-12:30
休日 :
日曜、祝日、年末年始、義塾の定めた日 (福澤先生誕生日1月10日他)
時間外勤務、その他説明 : 日曜などの休日勤務がある場合もあります。
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
その他
BSの学士号および/またはMSの修士号および/または博士号を取得している方。
業務における経験
上記の職務内容に関連する分野における専門的な知識と技能をお持ちの方。
説明
・研究概要の内容に強い関心を持ち、熱意と責任を持って業務を遂行できる方。
・他のチームメンバーと実験計画、戦略、結果について議論するのに十分な英語でのコミュニケーション能力をお持ちの方。
・ 研究チーム内外の協力者と円滑なコミュニケーションを図り、連携・協働して業務に従事できる方。
・ 基本的なコンピュータスキルをお持ちの方。
雇用形態
契約職員・契約社員
契約期間
任期あり - テニュアトラック以外
(1)単年度契約の任期制で、評価により3年間を上限として更新が可能です。
(2)WPIプログラムの存続およびBio2Qの経営の状況、予算状況等により、更新可能期間については変更になる場合があります。また、原則として65歳を超えての更新は行いません。
試用期間なし
勤務地
待遇
各種制度
通勤交通費支給制度 : あり
加入保険
健康保険 : あり
厚生年金保険 : あり
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
応募上の配慮
面接実施に関しての配慮(海外など遠方にお住まいの方、他)
遠方にお住まいの方はオンラインで実施する可能性があります。
採用人数
1名
採用日 : 2025年07月01日
着任日 : 2025年07月01日
求人内容補足説明
着任時期は応相談。
募集期間
2025年03月24日~2025年04月30日 必着
応募書類をお送りいただいた方から随時書類選考を開始いたします。定員になり次第、募集を締め切らせていただきます。
応募方法
応募書類
その他の電子応募書類
※書類はすべて英語で作成してください。
・志望動機および着任した場合の抱負(A4用紙1ページ以内)
・職務経歴書(取得技術などがあればこちらに記載のこと)(A4用紙1ページ程度)
・最終学校修了証明書(学位記・卒業証書の写し等も可)
・応募者の能力についてコメントできる推薦者2~3名のリスト(本学から直接連絡を取ることがあります)
応募書類の返却
応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。
選考・結果通知
選考内容
書類選考後、選考通過者のみ英語による面接選考を実施します(対面またはオンライン)。
※面接選考に際して発生する旅費・宿泊費等は応募者負担となります。
結果通知方法
書類選考結果はメールで通知いたします。
連絡先
慶應義塾大学
慶應義塾大学信濃町キャンパス学術研究支援課(WPI(Bio2Q)担当)
人事広報
0367098106
bio2q_recruiting@info.keio.ac.jp
備考