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募集中
更新日 : 2025年04月21日 募集終了日 : 2025年06月30日
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更新日 : 2025年04月21日
募集終了日 : 2025年06月30日

勤務地 : 北陸・甲信越 - 新潟県

公開開始日 : 2025年04月21日

【新潟大学】陸域環境動態研究室 特任助教(科研費・アラスカ温暖化操作実験プロジェクト)の公募

D125041502

国立大学

研究分野 : 環境 - 環境動態解析 | 自然科学一般 - 地球生命科学 | ライフサイエンス - 植物栄養学、土壌学

助教相当 : 正職員・正社員 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間なし

研究員・ポスドク相当 : 正職員・正社員 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間なし

業務内容

  • 募集の背景、プロジェクトの説明

    科研費・基盤研究(S)「北方森林生態系の近未来像:永久凍土融解に対する生物圏機能の過渡応答」(25H00454):
    地球平均の最大4倍の速さで温暖化が進行している北極域では、近い将来にその周辺地域の永久凍土がほぼ消滅すると予測されています。この過程では土壌有機物の分解が進み、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの放出が加速することが懸念されていますが、その放出量推計には高い不確実性があります。また将来予測モデルの高性能化に必要な実証データがほとんど存在しません。本研究プロジェクトでは、永久凍土融解のホットスポットである米国アラスカの常緑針葉樹を対象とした永久凍土融解実験により、近未来の温暖化と土壌表層環境の急速な変化に対して、植物や土壌のさまざまな機能はどのように過渡的に変化し、温室効果ガスの放出に影響を与えるかについて分析します。
    本研究プロジェクトでは、特に以下の2点を目的としています。
    1.凍土融解や土壌温度の上昇に対する生物圏機能の過渡的応答を温室効果ガス(二酸化炭素・メタン)放出の観点で、多角的な調査を実施して解明する。
    2.観測結果をもとに凍土融解が進行する中での生物圏機能の変化をモデル化を試みるとともに、陸面過程(生態系)モデルの検証や高度化指針を提案する。特に申請者グループが構築してきた国際的な研究ネットワークを活かし、本研究の実験区以外にも多地点での観測データによる統合解析によって、より普遍的な知見を得ることを目標とする

  • 仕事内容・職務内容

    本公募では、上記のアラスカ北方林で実施中の永久凍土融解実験に関連し、温室効果ガス動態の変化を明らかにする研究を共に進めていただける研究者を募集します。主な業務としては、当該プロジェクトで予定されている土壌試料の室内実験および各種分析に携わっていただくとともに、夏季には現地(アラスカ)に長期滞在し、永久凍土融解実験や関連する観測作業のサポート、取得データの解析業務などにも従事していただきます。これらの活動を通じて得られた知見に基づき、学会発表や論文執筆などの成果発信にも積極的に取り組んでくださるポスドク研究者を、特任助教として採用します。

  • 配属部署

    既設部署

    自然科学系農学系列(陸域環境動態研究室(永野研))

職種

  • 助教相当
  • 研究員・ポスドク相当

研究分野

  • 環境 - 環境動態解析
  • 自然科学一般 - 地球生命科学
  • ライフサイエンス - 植物栄養学、土壌学

給与

  • 職種共通

    年収 : 400万円 ~ 600万円

    経験・能力を考慮の上、「国立大学法人新潟大学特任教員等及び短時間勤務特任教員等給与規程」に則り決定し、年俸制で支給します。

勤務時間

  • 職種共通

    就業時間 : 08:30-17:15

    休憩時間 : 12:00-13:00

    休日 : 土・日曜日、祝日、年末年始の休日等

    時間外勤務、その他説明 : 専門業務型裁量労働制(みなし労働時間:1日7時間45分)。

募集要項

応募資格

  • 応募に必要な学歴・学位

    博士

  • 業務における経験

    これまでの研究活動になどおいて、以下のいずれかに携わった経験やその他の事項の習得にも意欲があることが望ましいです。
    1)土壌試料の採取・分析
    2)屋外環境などでの自動連続観測システムの立ち上げや維持管理
    3)生態系における温室効果ガス動態・物質循環の解明
    4)環境科学・生態系データの解析

雇用形態

  • 職種共通

    正職員・正社員

    常勤で裁量労働制

契約期間

  • 職種共通

    任期あり - テニュアトラック以外

    採用日より2026年3月31日まで。なお、当該プロジェクト終了(2030年3月末)までの間に限り、年度単位での更新があり得ます。

    試用期間なし

勤務地

  • 〒950-2181 新潟県 新潟市西区五十嵐2の町8050 新潟大学

    夏季などには、アラスカ大学フェアバンクス校(米国アラスカ州フェアバンクス市)の試験地にも長期滞在していただきます(旅費および滞在は別途支給します)。

待遇

  • 各種制度

    昇給制度 : 雇用中に成し遂げた業績などを踏まえ、昇給する場合があります。

    通勤交通費支給制度 : あり(「国立大学法人新潟大学職員の給与(諸手当)に関する細則」第9条の規定による)

    その他 : 諸手当については、「国立大学法人新潟大学特任教員等及び短時間勤務特任教員等給与規程」第12条~第17条の規定による。

  • 加入保険

    健康保険 : あり(文部科学省共済組合)

    厚生年金保険 : あり(文部科学省共済組合)

    労災保険 : あり

    雇用保険 : あり

  • 就業場所における受動喫煙防止のための取組事項

    キャンパス内全面禁煙

  • 待遇ー補足説明

    他の労働条件については、国立大学法人新潟大学職員就業規則等によります。

応募上の配慮

  • 面接実施に関しての配慮(海外など遠方にお住まいの方、他)

    交通費・滞在費等の選考にかかる費用は、応募者負担とします。
    面接審査は、リモート面接の場合があります。

採用人数

    1名

    採用日 : 2025年10月01日

    着任日 : 2025年10月01日

募集期間

  • 2025年04月21日~2025年06月30日 必着

    なお、適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。

応募方法

  • 応募書類

    履歴書 : 電子応募
    様式自由。氏名,住所,電話番号,メールアドレス,大学入学以降の学歴,職歴,学位,学会・社会活動,資格,賞罰(※)を記入のうえ写真を貼付し署名すること。
    ※履歴書の「賞罰」の欄には,受賞,刑事罰のみでなく,学生に対するセクハラ・性暴力等を原因とする過去の懲戒処分歴や,該当する場合はその原因となった具体的な事由について記入のこと。「賞罰」の欄が無い場合は,備考等に賞罰の有無とその事由を記載のこと。万が一,経歴に虚偽の申告があった場合は,採用取消や懲戒処分となる場合があります。
    業績リスト : 電子応募
    著書,学位論文,査読付き学術論文(SCI雑誌に掲載された論文はその旨を明記すること),総説,その他学術論文(査読無し),学会発表,国際会議発表等に区分し,著者名,論文名,雑誌名,巻号,最初と最後の頁,発表年(西暦)の順に記載のこと。また,特許や学会賞等の受賞およびその他を記載のこと。

    その他の電子応募書類
    業績リストに記載した論文のうち特に主要な論文3編の別刷PDF
    応募者についての所見をうかがえる方1名の氏名と連絡先(メールアドレスを含めること)

  • 応募書類の返却

    応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。

JREC-IN Portal Web応募
電子メール応募
不可
求人機関Web応募
不可

選考・結果通知

  • 選考内容

    書類選考を実施します。その後、面接を実施する場合があります。

  • 結果通知方法

    応募締切から1か月以内に結果を通知します。

連絡先

新潟大学

自然科学系(農) 陸域環境動態研究室

永野 博彦

0252626652

hnagano@agr.niigata-u.ac.jp

備考

新潟大学では、ダイバーシティ推進センター( https://diversity.nu.niigata-u.ac.jp/ )を設置し、女性研究者支援を推進しています。
新潟大学では、キャンパス・グローバリゼイションの実現に向けて、グローバル対応力の高い教員の採用を推進しており、多様な言語背景を持つ学生および研究者との日本語や英語を使ったコミュニケーション能力のある方の応募を歓迎します。

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