勤務地 : 関東 - 茨城県
公開開始日 : 2025年06月16日
D125061197
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
研究分野 : その他 - その他 - 動物栄養学、飼料学
研究員・ポスドク相当 : 正職員・正社員 - 任期あり - テニュアトラック - 試用期間あり
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
畜産は、人間が直接食べない草や作物残渣等を、肉や乳等に変換する技術である。アフリカ・南米及び東南アジアの開発途上国等においては、所得向上に伴い畜産物の需要が高まっており、飼料効率と生産性を改善し、地域内での自給能力を高めることが必要である。一方で、温室効果ガスの濃度上昇に伴う気候変動は顕在化しており、畜産に伴い発生する温室効果ガスの発生抑制は、他の発生源からの発生抑制と同様に必要である。
国際農研では、サブサハラアフリカにおいて地域飼料資源の調整技術、サイレージ等を用いた飼養技術の改善、及び、乳量等における生産性の向上を図ってきた。また、東南アジアにて、カシューナッツ殻液を添加した飼料を利用して反芻家畜から発生するメタンガスの排出を抑制する技術の開発や、家畜ふん尿の適切な管理と利用による温室効果ガス発生抑制、その他畜産に伴い発生する環境負荷抑制技術の開発を行ってきたが、これまでの研究に限定することなく、開発途上地域で環境調和型の畜産研究に取り組んで行く。
そこで本募集課題では、アフリカ・南米および東南アジア等の開発途上国において、地域飼料資源の有効活用等による飼料効率の向上や、栄養改善等による繁殖性の改善等に資する技術開発、ならびに畜産由来環境負荷物質等に配慮した技術開発を行うとともに、現地の行政部局等と連携してその普及を図る。よって、動物栄養学や飼料学に関する専門的な知識を持つことを必須とし、呼気測定試験に関する知識を有していることが望ましい。また、国内外の研究者と協力して共同研究を進められる協調性と高度な国際感覚を持つ人材、さらに、家畜栄養学に捉われず、畜産業が地域環境に及ぼす影響評価等の新たな研究分野にも果断に挑戦できる人材が求められる。
仕事内容・職務内容
環境調和型畜産業の確立
【実施研究課題例】
〇サブサハラアフリカにおける飼料資源の評価、調製・保存技術の開発
〇東南アジアにおける未利用飼料資源を活用した生産性向上及び畜産業由来温室効果ガス排出抑制技術の開発
〇南米における耕畜連携のための畜産技術開発
【キーワード】
専門分野:温室効果ガス排出抑制、地域飼料資源の調整技術、家畜の生産性向上・飼養技術改善、環境影響評価
国際分野:語学力(英語)、国際共同研究を推進するための国際感覚
配属部署
既設部署
生産環境・畜産領域
職種
研究分野
動物栄養学、飼料学
給与
年収 : 500万円 ~ 700万円
俸給月額(基本給)は「国立研究開発法人国際農林水産業研究センター職員給与規程」に基づき、経験等を考慮して346,000~410,000円(現行)を支給。
賞与は規程に基づき年2回(6月、12月)1.725月分/回(現行)(採用後最初の賞与は1.725月未満)支給、諸手当(通勤手当、超過勤務手当、地域手当等)は規程に基づき支給、ただし扶養手当、住居手当は支給されません。
俸給月額等は規程改正により変更となることがあります。
勤務時間
就業時間 : 08:30-17:15
休憩時間 : 12:00-13:00
休日 :
・完全週休2日制(週休日:土、日曜日)
・休日:祝祭日、年末年始(12/29~1/3)
・年次休暇:採用時(R7.10.1)に5日付与
・その他休暇:病気休暇、特別休暇(夏季(3日)、介護(5日)、結婚、出産、忌引き等)
時間外勤務、その他説明 :
・通常勤務(8:30~17:15)
・フレックスタイム勤務、裁量勤務(試用期間の終了後)が可能(要手続き)
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
博士
※博士号を有する者、または取得見込みの者(採用予定日前に学位取得していることが採用の条件です。)
説明
当該業務に必要な研究職員としての知識及び技能を有する者
日常業務に支障の無い日本語力を有する者
国際共同研究を推進するための国際感覚、語学力(英語)、海外での研究経験があることが望ましい。
※当センターは、「男女共同参画社会基本法」の趣旨に則り、男女共同参画を推進しており、女性研究者の積極的な応募を歓迎します。 また、外国籍の研究者の応募を歓迎いたします(採用日までに日本国内における当法人で就労するために必要な在留資格を取得していることが必要です)。
雇用形態
正職員・正社員
契約期間
任期あり - テニュアトラック
5年間(令和7年10月1日~令和12年9月30日)
※1 令和8年4月1日採用も可とします。採用日について特段の事情がある場合はご相談ください。
※2 任期中に出産のための特別休暇、育児休業、介護休業等を取得した場合、当該期間に相当する期間について任期の延長を申し出ることできます。
※3 任期満了の11ヶ月前までに希望者に対してテニュア審査を実施します。この審査に合格した者は任期満了後、任期を定めない研究員として継続採用します。
試用期間あり
6ヶ月間
勤務地
待遇
加入保険
健康保険 : 農林水産省共済組合
厚生年金保険 : 農林水産省共済組合
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
就業場所における受動喫煙防止のための取組事項
指定された場所以外は禁煙です
応募上の配慮
採用人数
1名
採用日 : 2025年10月01日
着任日 : 2025年10月01日
求人内容補足説明
令和8年4月1日採用も可とします。採用日について特段の事情がある場合はご相談ください。
募集期間
2025年06月17日~2025年07月14日 必着
応募方法
応募書類(指定様式)
応募書類
その他の電子応募書類
1.推薦書のpdfファイル(A4サイズ1ページ。書式自由。推薦者の氏名、所属、身分、電話番号、E-mailアドレスを記載)
※推薦者の直筆署名があるもの。
※国際農研職員は推薦者になれません。
※ファイル名は、(公募番号-応募者氏名-2.pdf、例:1-国際太郎-2.pdf)としてください。
2.応募者が筆頭著者となっている主な査読付論文のpdfファイル(5件以内)
※オンライン版がある場合は業績シートへのURL記載で代用可
応募書類の返却
応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。
選考・結果通知
選考内容
1.書類審査 令和7年7月上旬
2.面接試験 令和7年8月上旬
※ 国際農林水産業研究センター(茨城県つくば市大わし1-1)にて実施
結果通知方法
結果の通知は電子メールで行います。
採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
連絡先
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
企画連携部
岡
0298386330
KenkyuKobo-ml@jircas.go.jp
備考
1.受験に要する一切の費用は受験者の負担となります。
2.採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
3.事務連絡は電子メールで行います。
4.以下、当法人のHPに「国際農研で働くイメージ」を感じていただくため、
職員からのメッセージを掲載しておりますので、ご覧ください。
https://www.jircas.go.jp/ja/gender/messages