勤務地 : 関東 - 茨城県
公開開始日 : 2025年07月10日
D125070912
国立研究開発法人国立環境研究所
研究分野 : ライフサイエンス - 生態学、環境学 | ライフサイエンス - 多様性生物学、分類学 | 環境 - 環境負荷、リスク評価管理 | 環境 - 化学物質影響 | 環境 - 自然共生システム
研究員・ポスドク相当 : 契約職員・契約社員 - 任期あり - テニュアトラック以外 - 試用期間あり
業務内容
募集の背景、プロジェクトの説明
国立環境研究所は幅広い環境研究に学術的かつ総合的に取り組む我が国唯一の公的な機関です。
https://www.nies.go.jp/仕事内容・職務内容
業務の内容
現在、我が国ではナガエツルノゲイトウやアレチウリなどの外来植物が分布を拡大しており、生態系および人間社会に対して深刻な被害をもたらしている。これらの外来植物に対しては、農地内においては、除草剤による化学的防除も活用されているが、農地外のエリアにおいては、主に、刈り取りや引き抜きなどの物理的手法による防除が進められてきた。しかし、物理的防除は多大な労力がかかるとともに、土壌に残った根や、分断された茎葉部から、個体が再生を繰り返すため、完全に集団を駆除することが困難となっている。
このことから、環境省では農水省と連携して、農地外エリアにおける外来植物類の化学的防除手法の開発および実装を検討している。具体的には除草剤の使用が検討されているが、使用にあたっては、外来植物以外の非標的生物種に対する影響を可能な限り小さいものとする必要がある。そのためには、様々な生物種に対する除草剤の生態毒性評価、および環境中における薬剤の動態の分析、暴露リスクの評価など、科学的データに基づく生態リスク評価および基準の設定が求められる。
国立環境研究所では、生物多様性プログラム・外来生物対策研究の一環として、2024年度より、農地外のエリアにおける外来植物類の防除を目的とした除草剤使用の手法を開発するとともに、除草剤の非標的生物に対するリスク評価研究を推進することとしている。そこで本研究課題に精力的に取り組み、外来植物防除に貢献できる特別研究員を新たに募集する。
具体的には、本公募で採用される者は以下の(1), (2)の研究テーマのいずれか、または両方と、(3)について主体的に取り組むものとする。また、これらのテーマに加えて採用者が独自にテーマを立案し、推進することにも柔軟に対応する。
(1)侵略的外来植物(ナガエツルノゲイトウ、アレチウリ等)の生態リスク評価および防除手法開発
(2)外来植物防除技術による在来植物などに対する生態リスク評価およびリスク回避技術の開発
(3)外来植物による経済被害および防除コストの経済学的・統計学的分析
(業務の内容 変更の範囲)
国立研究開発法人国立環境研究所が行う、研究及び研究に付随する事務業務全般
配属部署
既設部署
生物多様性領域
注意事項 :
(就業場所)茨城県つくば市小野川16-2
(就業場所 変更の範囲)なし
(受動喫煙対策)屋内禁煙、特定屋外喫煙場所あり
職種
研究分野
給与
年収 : 500万円 ~
基本給:特別研究員(年俸制※1/12 を毎月支給)5,400,000 円より
勤務時間
就業時間 : 08:30-17:15
休憩時間 : 12:00-13:00
休日 : 土日祝日、年末年始(12/29-1/3)週休2日制
時間外勤務、その他説明 : 裁量労働制は勤務日に対象業務に従事した場合、1日について8時間 15 分勤務したものとみなします。
募集要項
応募資格
応募に必要な学歴・学位
博士
説明
必要とされる専門分野及び資格
以下のすべての条件を満たすこと。
(1)採用時点において博士の学位を有すること。
(2)生物・生態学分野において、研究実績を有すること。
(例えば、植物生態学、個体群生態学、群集生態学、生物地理学、分子遺伝学、環境毒性学、生物統計学、数理生物学、バイオインフォマティクスなど、採用者の専門を活かして業務を遂行することを目標とし、特定の分野および研究材料にはこだわらない。)
(3)生物多様性保全に関する国内外の動向を理解し、自らの研究理念とビジョンをもって研究に取り組めること。
(4)研究所内外の研究者および行政機関、企業等と連携して研究・防除を実施できること。
(5)業務推進に必要な日本語および英語によるコミュニケーション能力を有し、研究成果を発信する能力を有すること。
雇用形態
契約職員・契約社員
契約期間
任期あり - テニュアトラック以外
採用日より2026年3月31日まで。
なお、研究所の事業計画、勤務実績等の状況により2027年3月31日(最長更新限度)までの間に限り、年度単位での更新があり得る。
試用期間あり
6箇月
勤務地
待遇
各種制度
賞与制度 : 各種規程による。
通勤交通費支給制度 : 各種規程による。
加入保険
健康保険 : あり
厚生年金保険 : あり
労災保険 : あり
雇用保険 : あり
就業場所における受動喫煙防止のための取組事項
屋内禁煙
待遇ー補足説明
(職種)特別研究員
(雇用形態)フルタイム
(1日の勤務時間)裁量労働制
裁量労働制は勤務日に対象業務に従事した場合、1日について8時間15分勤務したものとみなします。
(時間外及び休日勤務の有無) 有
(給与)「国立研究開発法人国立環境研究所契約職員給与規程」に基づき決定し支給します。
基本給:特別研究員(年俸制※1/12 を毎月支給)5,400,000 円より
(試用期間) 6箇月(試用期間中の労働条件同一)
(社会保険)国家公務員共済組合法、健康保険法、厚生年金保険法、雇用保険法及び介護保険法の定めるところによります。
(その他就業関係)「国立研究開発法人国立環境研究所契約職員就業規則」及びその他関連規程によりご確認ください。
応募上の配慮
採用人数
1名
説明
(職種)特別研究員
採用日 : 2025年09月01日
着任日 : 2025年09月01日
求人内容補足説明
2025 年 9 月 1 日以降のなるべく早い時期。
募集期間
2025年07月10日~2025年09月30日 必着
随時受付。ただし適任者が見つかり次第締め切ります。
応募方法
応募書類
その他の電子応募書類
履歴書以外の資料は、PDFもしくはMS Officeで開けるものであれば、形式は問わず、分量も自由とする。
その他の郵送書類
履歴書以外の資料は、形式は問わず、分量も自由とする。
応募書類の返却
応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。
応募書類の提出方法(郵送書類)
〒305-8506
茨城県 つくば市小野川16-2 国立研究開発法人国立環境研究所 生物多様性領域 生態リスク評価・対策研究室
坂本 洋典
選考・結果通知
選考内容
提出資料をもとに「書類選考」の後、業務内容に適していると判断された候補者を対象として、対面による「面接選考」を行う。
結果通知方法
公募のURLをご確認の上、ご不明な点は担当者へご連絡ください。
問い合わせ及び書類提出先
国立研究開発法人国立環境研究所
(住所)〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
(ユニット名)生物多様性領域
(室名)生態リスク評価・対策研究室
(氏名)坂本 洋典
(TEL)029-850-2480
(E-mail)sakamoto.hironori(半角で@nies.go.jp をつけてください。)
連絡先
国立研究開発法人国立環境研究所
生物多様性領域
坂本 洋典
0298502480
sakamoto.hironori(at)nies.go.jp
※(at)を@に変更して送信してください。
備考
[公募番号]
R07-R-025
本公募は科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律第15条の2の対象業務に該当します。
※科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律と労働契約法第18条の通算契約期間に関しては、厚生労働省のHPを参照してください。