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募集中

更新日 : 2025年09月09日

募集終了日 : 2025年11月05日

勤務地 : 関東 - 神奈川県

公開開始日 : 2025年09月09日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所（宇宙飛翔工学研究系）助教　公募

D125090634

大学共同利用機関法人・独立行政法人・国立研究機関・省庁等

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

http://www.jaxa.jp/

研究分野 : その他 - その他 - 宇宙科学

助教相当 : 正職員・正社員 - 任期なし - テニュアトラック以外 - 試用期間あり

業務内容

募集の背景、プロジェクトの説明

JAXA宇宙科学研究所では，先端的な宇宙科学研究の一環として，より自在な宇宙へのアクセスを目指した宇宙輸送系の研究や，火星などの大気を有する重力天体への着陸探査ミッションなど，幅広く宇宙科学・探査を推進しています。その中で，高頻度での宇宙へのアクセスと大量輸送を実現するための新たな宇宙輸送システムの研究を進めています。地上と宇宙を効率的に繰り返し往還できる再使用型のシステムを構築するためには，運用性・耐久性の向上に加えて，システムの飛行性能を飛躍的に向上させなければなりません。その実現には，既存の再使用型システムとも明確に差別化される革新的な宇宙輸送システムが必要であると認識されており，例えば，ロケットエンジンに比べて推進性能が格段に高い空気吸い込み型のエンジンによる加速上昇と，機体のコンパクト化による運用性の向上を両立するエアブリーザによる宇宙輸送が期待されています。すなわち，新たなエンジン技術の獲得が宇宙輸送システム革新のキーとなりますが，輸送機をシステムとして成立させるには，エンジン技術の革新とともにそのエンジンを使いこなす新たな飛行力学技術も必要となってきます。

エアブリーザの活用においては，その特性を考慮した打ち上げおよび帰還飛行での飛翔経路の最適化や，ロケットエンジンとの組み合わせによる大気アシスト型の推進システムの性能向上など，飛行力学とシステム設計の両面でのアプローチによるシステム構築が欠かせません。また，このエアブリーザの特性を考慮した低速から極超音速までの飛行力学分野における研究の成果は，火星などの重力天体探査ミッションにおいても，揚力飛行による着陸点への誘導や，天体表面からの離陸上昇など，地球以外の大気中における共通課題に対しても，その応用が期待できます。
上記の認識のもと，宇宙科学研究所では，空気吸い込み型のエンジンの研究開発と，それを用いて高頻度の繰り返し運用を実現するための技術を，小型のテストベッドで飛行実証する研究に取り組んでいます.革新的な宇宙輸送システムを構築するための技術獲得と，先鋭的な宇宙科学成果を創出するためには，新しい推進システムの特性を考慮した飛行力学とシステム設計による実践的な研究開発を推進しなければなりません。
https://www.jaxa.jp/about/employ/educator_j.html
仕事内容・職務内容

業務内容は以下の通りです。
(1) エアブリーザなどの新しい推進システムの特性を考慮した再使用型宇宙輸送システムの飛行力学とシステム設計による研究開発を推進すること，
および，
(2) 開発中もしくは提案中の宇宙輸送システムの研究開発において，飛行力学研究者の立場から，実験機による飛行実証などの活動に主体的に貢献すること

さらに当研究所の大学共同利用の役割を理解し大学等の研究者と協調して宇宙科学プロジェクトを中心とする学術研究を遂行するとともに，専門研究能力を生かしてJAXA内の研究開発やプロジェクトなどの各種活動に積極的に参加し，将来の宇宙開発・宇宙利用に資する人材育成に貢献できる意欲あふれる人材を求めます。また関連企業などと連携し産学共同研究も推進することのできる人材を前提とします。
このような業務に鑑み，今回募集する助教(教育職)は，少なくとも次の条件を満たすものとします。
● 宇宙輸送システムの飛行力学に関する研究または飛行実験などの実務の経験を持ち，国内外で評価された実績を有すること。
● 将来の宇宙科学プロジェクトへの適用を前提とし，飛行力学に関する研究を遂行し，当該分野でリーダーシップを取っていく能力および意欲を有すること。
● 宇宙科学プロジェクト遂行に必要な活動に，飛行力学に関する知見をベースとしつつもその専門分野に拘ることなく，積極的に貢献する姿勢および能力を有すること。
● 大学院学生を教育・指導できる能力を有すること。

＜変更の範囲：機構が定める業務の範囲＞
配属部署

既設部署

宇宙飛翔工学研究系

職種

助教相当

研究分野

その他 - その他
宇宙科学

給与

年収 : 500万円 ~

能力・経験を考慮の上、機構の規定により決定。

勤務時間

就業時間 : 09:30-17:45

休憩時間 : 12:15-13:00

休日 : 完全週休2日制（日曜日、土曜日）、祝祭日、年末年始（12/29～1/3）、その他機構が必要と認めた場合に定める日等

時間外勤務、その他説明 : ・勤務は、原則として、専門業務型裁量労働制を適用する。
・勤務時間は、始業午前9時30分～終業午後5時45分を基本とする。休憩時間は、1日の労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間を超える場合は1時間とする。なお、裁量労働制適用者は、上記に関わらず、１日のみなし勤務時間を7時間45分とする。
・業務の都合により所定労働時間外勤務を命じることがある。

募集要項

応募資格

応募に必要な学歴・学位

博士

博士号を有すること

雇用形態

正職員・正社員

契約期間

任期なし - テニュアトラック以外

試用期間あり

採用された日から６月間

勤務地

〒252-5210 神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1　JAXA相模原キャンパス
＜変更の範囲:人事異動、組織改編等により業務の実施場所が変わる場合に機構が定める場所、機構規則に基づきテレワークを行う場合はその場所＞

待遇

各種制度

昇給制度 : あり

賞与制度 : あり

退職金制度 : あり

通勤交通費支給制度 : あり

定年制度 : あり。65歳定年制
加入保険

健康保険 : あり

厚生年金保険 : あり

労災保険 : あり

雇用保険 : あり
待遇ー補足説明

・休暇
年次有給休暇、特別休暇（分べん、忌引、結婚、ワークライフバランス（WLB）等）、子の看護休暇、介護休業、育児休業等
・保有・借上宿舎の貸与
業務の必要性、個別の事情及び空席状況により独身用または世帯用を用意（ただし、同一の宿舎に継続して入居できる期間は7年を限度とする）、又は機構の規定により住居手当を支給。
・社会保険
各種社会保険完備（健康保険、厚生年金保険等）

応募上の配慮

採用人数

1名

採用日 : 2026年04月01日

着任日 : 2026年04月01日

求人内容補足説明

採用予定日：2026年4月1日以降なるべく早い時期

募集期間

2025年09月09日~2025年11月05日必着

2025年11月5日正午（日本時間）必着
※Web入力および全ての必要書類提出についての締切です。

応募方法

応募書類(指定様式)
- 募集要項_宇宙飛翔工学研究系_助教 .pdf
応募書類

その他の電子応募書類
(1)履歴書
(2)研究歴およびその概要
(3)論文リスト（DOIを記載のこと）
(4)外部資金獲得実績（外部資金の種別、金額、研究代表/分担を明記すること）
(5)今後の研究計画（プロジェクトへの貢献と教育活動についての抱負を含む）
(6)セクハラ・性暴力等を含む過去の刑事罰、行政処分及び懲戒処分等にかかる申告(様式任意、(1)への記載でも可。該当の有無及び該当有の場合はその内容)
(7)本人について意見を述べることができる方2名の氏名と所属，連絡先（電話番号，電子メールアドレス）
(8)主要論文の別刷り5編以内（査読付き学会誌に掲載されたものに限る）
応募書類の返却

応募書類はすべて当方にて責任を持って廃棄いたします。